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2009年 6月 06日

桑の実と新型インフルエンザ

カテゴリー ハチミツ,保育園,健康  投稿 高橋 昭江

♪ どどめでジャムができるんかい
♪ おらはじめてだ あたいもはじめて 先生だってはじめてさ
♪ みんなのつくったどどめジャム パンにつければいいにおい
♪ 大口あけてパクパクと みんなのベロはまっくろだ

おおぞら保育園では季節を語った歌をとてもよく歌います。
今の季節はこの、『どどめジャム』の歌をこどもたちが毎日口ずさんでは、
園庭や散歩の道すがら収穫できる、この『どどめ』をもぎとっては、歌にあるように
ベロを真っ黒にしています。
ちなみに、どどめ=桑の実=マルベリーです。

そういえば、と4年前を思い出しました。
6月4日は出産予定日だったことを。
そして、ちょうど、その頃、大きいお腹を抱えて、長男が、里山に大きな桑の木があることを教えてくれ、
近所の子ども達とタッパーをつれて、そこまで案内してもらったことを。
もう、それはそれは、採っても採っても、まだまだたくさんある熟したどどめのことを。
パクパク4人で食べて、更に持参したタッパーにも採って帰り、ジャムにしたことを。

そこで、一昨日の6月4日、当時はお腹の中でこのどどめを味わっていた次男と保育園の帰り道、
長男が案内してくれた桑の木に、4年ぶりに行ってみました。

imgp3258.jpg  
ちょっと草が伸びすぎて、あまり奥までははいれませんでした。

前回のイメージがあったので、たくさん採れるかと思ったのですが、まだ熟している実が少なく、
赤い実のままで、かつ、枝が当時より高く伸びていてあまりとることができませんでした。  残念。

imgp3263.jpg
そして、どうしても『どどめジャム』を作って欲しいという次男。
合計22粒のみの収穫だったですが、それも約束だったので、作ってみました。

imgp3286.JPG
せっかくのジャムなので、リアルフードのミドゥーハニーを少し入れて、ちょっぴり甘くしてみました。
桑の実はあまり香りはないのですが、とっても色がきれいで、プチプチ感が残るおいしいジャムが出来上がりました。
これまた、歌のとおり、パンに塗って食べ、ベロの見せ合いをしました☆ “まっくろ~”

そして、もうひとつ、朝食前に散歩をするのが、おおぞら保育園で教えてもらった朝の過ごし方のひとつなのですが、
そのいつもの散歩道にもこの『どどめ』がなっています。
先日一緒に朝の散歩に出かけた主人が、
「どどめも黒い実だから、新型インフルエンザに効くかもしれないな~」
などと言っておりました。
というのも、私達が香港在住の時にお世話になっていたホメオパス ブラッドショー氏のHPのNEWS欄
ブラックエルダーベリーが新型インフルエンザに効くらしいという記事を主人が読んでおりました。

エルダーベリーは日本名ニワトコ。ご興味のある方は↑のNEWS欄をご参照ください。
18世紀のイギリスでは、この煮汁が風邪薬としてうられていた、と書いてある記事もありました。


桑の実が新型インフルエンザに効果があるかは?ですが、
自然界のものには私達の体を本来あるべき自然の形に戻してくれるものがたくさんありますね。
この桑の実も調べてみると、ポリフェノールの一種であるアントシアニンが多く含まれていたり、
鉄分、亜鉛、カリウムなどの栄養素があり、中国では不老長寿の効能があると、古来から愛用されていたそうです。
そして、このアントシアニンは視力回復に良いと一時期話題になったブルーベリーの3倍もあるそうです。
ですから、桑の実は視力回復、眼精疲労予防・回復、肝機能の向上、血圧上昇の抑制になどに効果があり、免疫強化、新陳代謝促進などさまざまな効用を備えている優れものだそうです。

そういえば、以前、ダイエットに効果があると、桑の葉茶を頂いた事もありました。

今はインターネットで検索すると、この桑の実も葉も色々なキャッチコピーを付けられて、高価な健康食品として売られていて驚きましたが、本当は私達の身近な所にちゃんと必要な物は揃っているのですね。

おいしい桑の実から色々とわかった一日でした。

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