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2010年 2月 24日

手作り酵素

カテゴリー ハチミツ,健康  投稿 高橋 昭江

酵素ということば、最近健康に良いとよく耳にします。
  
高熱処理していないハチミツにもこの酵素は含まれています。
全ての処理工程を45度以下で行っているリアルフードのハチミツもそのひとつ。 
  
ハチミツについて色々と調べていくと、搾取方法や瓶詰めなどの取り扱いが面倒なため、日本の店頭に並べられているような蜂蜜の多くは、酵素が死滅してしまう60度以上の熱を加えてしまっている、とのこと。
残念です。
  
今日はこの酵素の勉強会に行ってきました。
といってもハチミツの酵素についてではなくて、世界に一つしかない“My 酵素(微生物発酵飲料)作り”についてです。
身の回りにある季節の野草、木の新葉、野菜、穀物、果物などを使い、自然の発酵菌や自分自身に住んでいる皮膚常在菌などによって発酵させて作る液体飲料のことです。

お友達のTさん宅に群馬県から中山先生にお越し頂き、いろいろとお話を伺いました。
  
私も、Tさんに教わりながら2年前から “秋の酵素”・“梅干酵素”・“青梅酵素”を作っていますが、市販されている健康食品としての液体酵素などは驚く程のお値段。
さらに、ここで重要なのは、自分で作ることにより、自分が持つ皮膚常在菌が入ることで、自分の体にベストマッチな酵素が出来上がることです。
   
私たち人間の体内には消化酵素(食物の栄養を消化吸収する際に使われる酵素)と代謝酵素(呼吸や細胞分裂、怪我の治癒などに使われる酵素)の2本柱の潜在酵素があり、食べすぎで、消化にたくさんの酵素が使われてしまうと、生命維持のための代謝酵素にまわされる量が少なくなってしまうそうです。
   
酵素が無くなる=人間が死ぬ時
つまり、人間は酵素なしでは生きられないそうです。
酵素はホルモンなどと同様、人間が眠っている間に作られるもので、生まれながらにして持っているものですが、年齢を重ねるごとに減っていき、7~80歳くらいになると、生まれた時の30分の1になってしまうそうで、これを補充していくのが、元気でいる・病気にならない長生きをする・鍵となるようです。 
  
長寿で知られたきんさん・ぎんさんの食卓にさまざまな酵素が含まれていたことは聞いたことがありましたが、今日もその話がありました。
私もハチミツから酵素が摂れるから安心、と思っていましたが、なんと名前が付けられている酵素だけでも4000種類もあるらしく、それぞれの酵素にはそれぞれ別の役割があるので、かつ消費されていくので、できるだけ、多くの種類の酵素を摂取することが大切だそうです。

生命活動を営む色々な過程で消費される酵素。
例えば、私が砂糖よりも甘味としてハチミツをおススメするのは、ショ糖である砂糖は、体内に入ってから果糖とブドウ糖に分解されるため、その分解に酵素やカルシウムやミネラルが使用され、排出されてしまうからです。
  
つまり、せっかく摂った栄養分も砂糖を取るとその消化吸収だけで通り過ぎていってしまうということ。
もったいない!
ハチミツは多種の酵素やビタミン・ミネラルがバランスよく配合されているだけでなく、既に、果糖(約40%)とブドウ糖(約35%)に分解されているので、栄養素がそのまま体づくりに活かされます。
  
更に、脳の栄養源はブドウ糖だけ。ミツバチがハチミツ1gを食べて飛ぶ距離は1000kmと聞けば、どれだけハチミツが脳にも体にも効率のよい食べ物かがわかります。

おっと、またハチミツのほうに話が行ってしまいましたが・・・。
  
手作り酵素飲料に話を戻しますと、こちらも糖は発酵という過程を通り、ブドウ糖と果糖に分解されています。
中山先生の酵素の重要なポイントはこの発酵。
発酵とは、微生物、または微生物の酵素が、人間にとって有益な物質を造り出したり、有効な手段になったりすることで、
たくさんの微生物の力をかりて、栄養も高まり、微生物そのものの働きも体の免疫を上げ、また保存が効き、味や風味もアップさせます。
日本人と発酵食品との関係は切っても切れないほど長い付き合いので、日本人の長寿を支えてきたことと同時に重要な食文化としても積み上げられてきたことだと思います。
代表をあげれば、味噌や醤油、漬物や納豆、かつおぶし、日本酒や甘酒などなど。
  
ざっと、本日のまとめをしましたが、もっともっと酵素についても知りたくなりました。
  
そして、今年は大地のエネルギーの力を借りた、究極の自然の酵素、“野草の酵素作り”をしたいと思っています。
  
手作り酵素は飲料としてだけでなく、外用としても色々な使い方があるようで、ハチミツとあわせて、“美と健康”のために色々と試していきたいと思った一日でした。
  
野草摘みと野草の酵素。
自然からのエネルギーを頂くのが楽しみ。
またご報告いたします。
  


  




  

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