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2009年 12月 11日

早寝・早起き・朝の散歩

カテゴリー 保育園,食事  投稿 高橋 昭江

“親が子供にしてあげられることって、何だと思いますか?”
  
これは7年以上前、香港赴任から帰国が決まり、日本での長男の幼稚園・保育園選びをしているときに、現在の保育園を見学に言った際、園長から聞かれた事でした。
  
“元気な体を作ってあげること” と私は思っていましたが、具体的に園長から出てきた言葉は、
  
それは、“早寝・早起き・朝の散歩、親ができるのは、このことだけよ。”でした。
  
つまり、しっかりとした生活リズムを作って、体の基礎を、土台を作ること。
  
朝は5時45分から6時15分の間に自分で目を覚まし、部屋の空気を入れ替えてあげて、自分で洋服を選び、着替え、楽しく散歩に出かけ、かつ、坂を上る道を選ぶ。
しっかりと、ご飯を主食とした朝食をとり、排便を済ませてから登園。
  
夜は6時台に夕食を済ませ、親子でおすもうやかくれんぼなどで“キャッキャ”と遊び、半身浴で体が赤くなるまで温まり、
お風呂から出る前は必ず冷水を浴び、7時45分から8時15分の間に眠りにつくようにする。
そして、部屋の中は真っ暗にし、質の良い睡眠時間をとるようにする。
  
この朝夕の生活リズムに、保育園での遊びやお昼ねといった日中のリズムが加わり、これが、“生体リズム(バイオリズム)”に調和した生活リズムを作り出していきます。
  
生活リズムが崩れると、生体リズムに乱れが生じ、心と体のバランスが崩れていきます。
生体リズムは、例えば女性にある、28日前後をひとつの周期とした体温の上下動の変化と排卵のリズムや、午前中によく働き、夕方から夜にかけてその働きが低下する大脳のリズム、昼間働く交感神経と夜働く副交感神経のリズムなど、私たちの体の中には300以上の生体リズムがあるそうです。そして、これは、胎児期から一生を通して備わっているものです。
  
元気に優しく賢く育ってほしいと望むのであれば、知育的なものを与えたり、“優しくしなさい”と言ったりするのではなく、まずは、人間が何万年もの間、自然界の昼夜のリズムに対応してできた、生体時計に体を合わせてあげることを第一と考えています。
  
もっときちんとした説明(体温やホルモンや大脳の働きのことなどや科学的根拠)もあるのですが、それはここでは置いといて、実際、私はこの基本を実行しただけで、とても子育てがしやすくなった一人です。
生理的欲求(睡眠や食や排泄や血行不良によるからだの不快などなど)を満たしてあげるだけで、子供が、訳もなくぐずったり、友達と喧嘩をしたりすることが減り、子供のことがわかりやすくなったからです。
  
文部科学省でも、国民運動として推進している“早寝・早起き・朝ごはん”ですが、教育の現場でも問題になっている子供たちの諸問題の原因が、この生活リズムの乱れにあるからゆえだと思われます。
(詳しいことは文部科学省のHPにも記載されています。)
  
そして、これを実践するようになり、早7年。
一番身についたのは、私かもしれません^^。
いつも、夜8時前になると、
“ママ、発作が起きた~。眠くなっちゃう、発作だ~。もう、目が開けられない~”
などと言って、すぐに眠ってしまいます。
  
お陰で、朝はとっても早起き。
朝?というより、夜中かもしれませんが・・・。目覚ましはいつも2時から4時の間にセットされています。
そして、朝一番、私がすることは、お米の精米。(1分から3分搗き米)
毎朝搗きたてのお米を土鍋で炊いています!!
    
breakfast12.jpg   
と、前置きが長くなりましたが、写真と画像編集の練習、頑張ってます、ということかしら^^;

本日の朝ごはん
*マクロビオティック基本のきんぴら
*ほうれん草と白菜のゆず合え
*カレイのから揚げ
*3分搗き土鍋ごはん
*大根とえのきの赤だし



  

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